相場心理が100倍読めるようになる!
ポイント

心理を読む事で、チャートが見えてくる事をコシダカHDのチャートを使って詳しく解説。また、実践投資家が心理を読む練習をどうやっているか?そのやり方も。

相場心理を使ってチャートを読み、成績の向上に結びつけたい人、必読です。

子供の連れ去り事件を目撃?!

ショッピングモールの通路で。

2歳ぐらいの男の子がお父さんを探している。大きな声で泣き叫んでいたので、はぐれてしまい怖かったのだろう。私が声をかけようと思ったが、このご時世。連れ去りと疑われても面白くない。こう言う時は、様子を見守っているのが一番いい。きっと、この近くにお父さんがいるだろうと様子を見ていた。すると、男の子の困った様子を見た小学5年生ぐらいの女の子が、どうしたらいいのかわからないような少し困惑した顔で自分のお母さんを呼んできた。迷子の子をほっとけなかったのだろう。きっと心根の優しい子に違いない。親御さんの躾も、きっとよくできているはずだ。

「僕、お父さんとはぐれたの」

声掛けをはじめたお母さん。お母さんは、娘にどうしようかと相談されて、仕方なしに声かけしている様子。なにやら男の子と話してると、横からスッーと若いカップルが、一言二言男の子に声掛けをして、女性の方が手を繋いで連れていった。少々驚いたお母さんと娘さんと私。

「どう見ても男の子のお母さんとお父さんじゃないよね」「ここ、3階だぞ。1階まで連れて降りるぐらいなら、近くの定員さんに引き渡した方がいいんじゃないの・・・」という意味合いの目線を互いに送り合った。

エスカレーターを降りていく際には、男が小脇に抱えるように男の子を抱き上げて去っていく。男の格好はダボダボのジャージに髪の毛は頭の上で一本結び。

マンバンって言うの?
知らんけど。

女の子のお母さんは、キョトンとして様子を見ていたが、私は違う目線で見ていた。

「大変だ。子供の連れ去りだ」

こんなご時世だから、男が小さな子に声掛けする事は注意が必要。女性でさえ、連れ去りを疑われても不思議ではない。お店の前での事だったので、店員さんに任せるのがベストな選択だ。あるいは、しばらくすれば、親が探しに来るかもしれない。若いカップルの正義感とは言え、小さい子を連れて行く行為は、あまり感心できることではない。

私は探偵の如く、尾行した。店外に出たならすぐさま声を掛けるつもりだ。「連れ去り事件の目撃者だわ」と思いながら、ドキドキしながらついていった。しばらくすると、子供をインフォメーションに引き渡した。無事アナウンスが流れて、親元に引き渡された。

たぶん若いカップルは、対応しかねている大人たちの様子を見て正義感に駆られたのだろう。得意満面な様子に見えた。まるで、男の子の対応をしない、大人を嘲笑ってるかのように。

心理を読み解く練習をするべし

この出来事から、いろんな心理が読み解ける。

迷子になった小さい男の子。
困っている男の子を助けようとした女の子。
女の子のお母さん。
若いカップル。
そして、私。

この10分弱の出来事の、それぞれの登場人物の心理を読み取ってみた。

私はよく人間観察をする。

今回のことは、正解かどうかはわからないが、こんな感じだろうということぐらいは読み取れる。

連れ去りだったら・・・

  1. 店外に出たカップルに声をかける
  2. 事情を聞いてみる
  3. 場合によっては警備員か警察に通報
  4. 動画の録画を開始し見えなくなるまで追跡

連れ去りじゃなかったら・・・

インフォメーションに連れていったら即終わり。

こんなことをイメージする。これが、相場心理を読むのに役に立つ。

まねきねこ祭りだ、わっしょいわっしょい

受講者さんの報告を添削していると、2157コシダカHDにエントリーした人が何人かいた。決算発表があったのは12日取引終了後。発表を受け10/13に窓明け上昇のストップ高。

2157コシダカ HD 日足

コシダカHDがストップ高、23年8月期増益・増配計画好感し年初来高値
コシダカホールディングス<2157>がストップ高。株価は、値幅制限の上限の水準となる前日比15%超高の1108円まで買われ、年初来高値を更新した。12日の取引終了後、23年8月期の連結業績予想を発表した。売上高は前期比40.4%増の533億6100万円、純利益は同21.9%増の44億4200万円を見込む。中間配当は1円増配の5円、期末配当も1円増配の5円を計画しており、これらを好感した買いが集まった。コロナ禍から経済活動が正常化に向かうなか、カラオケ事業では積極的に新規出店を継続する。

実践投資アドバイザー2

業態がカラオケですよね。
資金が集まりますか?
収益を大きく改善される発表を受けてストップ高になりました。ファンダメンタルズに反応した相場参加者が買い向かったわけです。上昇率ランキングに名前が出たことも影響したでしょう。
10月の3連休に暇を持て余していた「なんちゃってトレーダー」達がストップ高銘柄を発見し、遅れてはならぬと買われて週明けの17日も大陽線の急上昇。

で、

  • これからも買われると思いますか?
  • 短期利益狙いのホルダーは手仕舞いに動くでしょうから、その売りを吸収して尚、上昇させるだけ買われますか?
  • 引き続き買われるだけの材料が、何かありますか?

買われると思って増し玉するなら、それでOK。
本玉の逆指値を同値撤退にし、少し様子を見て増し玉するのもあり。

と、助言。

いくら外国人がカラオケ好きとはいえ、わざわざ日本に来てカラオケ行くかな?そして、フランス人がカラオケをやりたいとしても、フランス語の楽曲ってある?旅行に来て室内の娯楽をする?

コロナが落ち着いたことによる、国内の娯楽としては利用する人も増えるでしょうが、それが増えたとして株価を押し上げるだけの買い材料になる?そもそもコロナ禍でも空間を遮断でき、不特定多数の人がいない遊びとして、そこそこ利用されたんじゃないの?食料品や日常消耗品の値上げが続く中、娯楽に回すだけのゆとりがある?

カラオケに行かないのでわからないことだらけですが、私の勝手解釈ではこんな感じ。

もちろん、私の主観丸出しの見方ですから、受講者さんへ強制するのではなく、考えるヒントとして進言しているわけです。受講者さんへは、誰かがいないと答えを導き出せないような、コピペ大好きトレーダーになって欲しくないですからね。だから、モノの考え方、見方、捉え方など、その現象が起きる根本の部分から買う買わない、売る売らないの根拠を導き出せるようになって欲しいわけです。

そこで大事になってくるのが、人間心理を読むことなんです。

下のチャート日足2は、10/19までのチャート。
助言させてもらった通り、買いの勢いが衰えてホルダーの手仕舞い売りに押される格好。まあ、そうなりますよね。日経平均は10/17は下げたものの10/18、10/19はNYダウに引っ張り上げられるように上げてきた。つまり、上昇している銘柄に関心が移りコシダカHDが目立たなくなった。と言うよりも、関心がなくなった。よって、資金が流れこまないという状態。

2157コシダカ HD 日足2

これからは、10/20以降は右側の図で示したようなイメージになるわけです。
まず、赤線の矢印は決算発表以降の株価の動きで、上昇しいったん天井を打った状態。この後、下値支持線が1050円のところにあり、これを割ると今回の「まねきねこ祭り、わっしょいわっしょい」は終了(1の保ち合い終了の矢印)。1050円の下値支持線を反発すると、1220円の上値抵抗線まで上昇があり得る。さらに、上値抵抗線をブレイクすると、高値更新の可能性がある。

と、こんな感じ。

ただ、コロナ後とはいえ、日本人は娯楽にお金を使わないのではないか?どうせ遊ぶなら、全国旅行支援を利用した旅行を選ぶんじゃないか?そんな感じに見えます。

2157コシダカ HD 月足

最後、月足。
修正株価ですが、最高値で1800円までいってます。東京五輪の開発景気やアベノミクスの仕上げに入ったというぐらいの時期。日本の消費者の財布の紐も今より緩かったでしょう。外国人もカラオケに行ったかもしれません。そんなことから1800円をつけた。
その後コロナ騒動で急落。急落と言ってもなかなか見ることがないくらいの勢いで急落。この時までに持っていた人は、相当やられたでしょうね。80%近い暴落ですよ。もう立ち上がることができないぐらいのインパクトでしょう。

今は、下落分の半分を戻せた感じ。
超トレンドフォロー戦略の人は、1100円×1.5=1650円までいくイメージが持てるかどうかがエントリーの目安になってきます。あり得なくはないでしょうけど、道のりは遠いのでは?と私には見えます。

ついでに言っておきますと、2017年から2018年の3月までの急上昇。1年数ヶ月で4倍以上になっています。100万円が450万円に。超トレンドフォロー戦略なら、利益の最大化を狙っていくので6から7倍にすることができていますね。やり方次第では7倍以上も不可能ではありません。この間をチャートノックするなり、目に焼き付けておくなりしておいた方がいいですよ。必ず役に立つ日がきますから。

相場を張るにも人間心理が大事だよ

さて、相場を張るにもモニターの向こう側は人間がいます。ピコピコ数字が動くので相手はコンピューターのように思うでしょうが、操作をするのは人間。人間は「欲」と「恐怖」で行動します。つまり、チャートを読むには、人間心理を知った上で、どう解釈するのかが重要になってくることは、再三申し上げていることですね。

「心理が読めない」

こういう人は多いです。私だって最初から読めていたわけではありません。いろんなシナリオを立てて検証し、またチャートを読んでは検証し、ずっとこの繰り返しをやっています。もちろん、今でも変わりなく。

チャートのみならず、日常の出来事を観察しながら心理を想像してみたのが、冒頭の連れ去り事件。これぐらいのことは、あなたもやっていると思います。ただ、無意識の世界でやっているんです。それを私は意識して考えているし、しばらくたっても思い出してみて、再考察してみるわけです。当たったか、外れたかのかは確かめようがありませんが、当たり外れに問題はありません。

なぜなら、「連れ去り事件」が確定したら声かけ、通報、証拠押さえ。
連れ去りじゃなかったら、一安心。取り越し苦労ということになるだけのこと。

相場とて同じこと。
心理を読んで、思惑通りなら利益になるし、思惑と違えば潔く切るだけのこと。

相場の世界は、人間心理が株価を動かします。買いたいと思う者の総和と、売りたいと思う者の総和の綱引きの結果が現在の株価。その株価を時間ごとに結んだものがチャート。一日の動きを現したものがローソク足でいう、日足。一週間なら週足。1ヶ月分の動きなら月足。ローソク足は、人間心理の移ろいを読み解く材料になります。

大事ですよ。

チャートを読む意味でも、街中で誘拐事件を防ぐ意味でも。
本当に大事。

投資心理に関しては深く勉強しましょう。マニュアル大好きコピペ投資家では、正しい判断ができず相場からも、投資教材屋からも搾取されるだけです。

投資心理を深く理解できていると、自分で判断が下せるようになります。

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